朝、起き上がろうとすると、腰が痛い。台所に立っても、休み休みしか動けない。病院でレントゲンを撮っても「骨に問題はない」と、湿布を出されただけ。そんな毎日を過ごしていませんか。
貼ると少し楽になる。でも、はがすとまた戻ってくる。次の日もまた貼る。その繰り返しのなかで、だんだん「もう歳だから」「こういう体なんだ」と、あきらめていってしまう。今日は、その腰の痛みがなぜ戻ってしまうのか、そして何から見直せばいいのかを、できるだけわかりやすくお伝えします。
「骨に問題はない」と言われても、痛みはある
レントゲンは、骨の形から異常があるかどうかを見る検査です。だから「骨に問題はない」と言われても、痛みがないとは限りません。
反対に、画像でヘルニアや骨の変形が見つかっても、それがそのまま痛みの原因とは限らないんです。画像に写る形と、今あるつらさは、イコールではないことが多い。「異常なし」と言われたのは、悪いところがないという意味ではなく、その検査では写らなかった、というだけのことかもしれません。
腰の痛みの原因は、腰だけにないことが多いんです
これって本当ならば、体は、骨盤や背骨でしっかり支えられて、重力に負けずに動けるはずなんです。それなのに、骨盤や背骨にゆがみや硬さ、筋力の低下があると、支えきれない体になって、腰に負担が集まり、痛みが出てきます。
腰は、背骨・骨盤・股関節・足と連携して動いています。だから、痛い腰そのものではなく、その土台になっている骨盤や足元がくずれていることが多いんです。ヘルニアや狭窄症と言われた方でも、腰だけに原因があるとは限りません。
こんな腰の痛み、心当たりはありませんか
腰の痛みといっても、出方は人それぞれです。当院に来られる方で多いのは、次のようなお悩みです。
朝、起き上がるのが一番つらい。
朝に腰が固まるのは、腰そのものより、寝ている間に体を休められていないことが原因のことがあります。寝返りがうまくできていないと、体のこわばりが残ったまま朝を迎えてしまう。体の調整だけでなく、寝具の見直しが必要なこともあります。
長く座っていると、腰が痛くなる。
座っている間は、腰が丸くなって、骨盤が後ろに傾いた状態がずっと続きます。それが長くなると、腰だけでなく股関節まで硬くなって、立ち上がるときに、すっとまっすぐ伸びない、ということが起こります。
前かがみになると、腰にくる。
前かがみは、骨盤と股関節が一緒に動いてくれないと、腰だけに負担がかかることになります。だから、洗い物や庭仕事など、かがむ動作で痛みが出やすくなるんです。
なぜ、湿布を貼っても戻ってしまうのか
湿布には、炎症を抑える効き目はあります。でも、痛みの原因が炎症ではなく、骨盤や背骨のゆがみから神経の通り道が悪くなっていることなら、湿布はそこまで届きません。悪くなった神経の働きそのものを変えることはできないんです。
だから、貼っている間は楽でも、はがすとまた戻ってしまう。「その時だけ」なのは、がまんが足りないからでも歳のせいでもなく、痛みの原因がそのまま残っているからです。本当にすべきなのは、その場をしのぐことではなく、動ける体の状態に戻していくことだと、私は思っています。
湿布のほかに、気をつけたいこと
痛いからと、ずっと安静にして動かないままでいると、かえって筋力が落ちて、支えきれない体に近づいてしまうことがあります。かといって、痛い腰だけを強く揉んでも、原因が土台にあれば、やはりその時だけ。自己流で無理に腰を反らしたりするのも、おすすめできません。
大切なのは、痛みの原因がどこにあるのかを見極めて、腰を支える土台――骨盤や足元――を整えていくことです。
もう一度、休まず家事ができる体へ
当院に来られたある方も、「レントゲンでは問題ないと言われて、湿布だけだった」と話されていました。腰だけでなく、骨盤や足元から整えていくうちに、朝の起き上がりが楽になり、腰に手を当てずに歩けるようになって、「草刈りをしても腰が痛くならなくなった」「また旅行に行けるようになった」と喜んでいただきました(個人の感想です。効果には個人差があります)。
私が大切にしているのは、痛みを取ることだけではありません。それ以上に、仕事に支障がないこと、普段の生活を気兼ねなく動けること、お孫さんと遊んだり、旅行や趣味を続けられること。そこまで、いっしょに目指していきたいんです。
その腰の痛みが、どこから来ているのか。まずはお身体の状態を見て、お伝えします。
よくいただくご質問
Q. レントゲンで「異常なし」と言われました。それでも診てもらえますか。
A. はい。レントゲンは骨の形を見る検査で、その形だけが痛みの原因とは限りません。骨盤や背骨の動き、神経の通りから来る痛みもあります。まずは、どこから来ているのかを一緒に見ていきましょう。
Q. もう何年も湿布に頼っています。今からでも変わりますか。
A. 長く続いていても、痛みの原因になっている体の使い方や土台を整えれば、楽になる方もいらっしゃいます。変化の出方には個人差がありますが、一緒に取り組んでいきましょう。
Q. 痛いときは、安静にしていた方がいいですか。
A. 強い痛みが出てすぐのときは、無理をしないことも大切です。ただ、痛みが長引いているのに、ずっと動かないままでいると、筋力が落ちてしまうこともあります。どのくらい動いていいかは、お身体の状態を見てお伝えします。
Q. ヘルニアや狭窄症と言われました。それでも変わりますか。
A. 画像でヘルニアや狭窄が見つかっても、それだけが痛みの原因とは限りません。腰を支える骨盤や足元を整えることで、楽になっていく方もいらっしゃいます。まずは今の状態を、一緒に確認しましょう。
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その腰の痛みの原因から、整えていきませんか
その腰の痛みが、どこから来ているのか。海沙の施術と、改善への考え方を、専門のページでくわしくお伝えしています。